【スプリングセミナー】
 セミナーの開催日を増やしてほしいとの声にお答えし、3月10日に初めてスプリングセミナーを開催いたしました。今井雅晴先生を中心とするサマーセミナーでは、仏教史・宗教史という大きな枠内で親鸞聖人や浄土真宗を位置づけようと試みていただいています。これに対してスプリングセミナーでは原点に戻り、加藤智見先生に「親鸞の思想とは?―『教行信証』から読み解く―」と題してお話しいただきました。

 

以下のようなレジュメが配布され、ご講義が展開されました。
 ①『教行信証』とは
   ●書名(正式名『顕浄土真実教行証文類』)

     と著作年代について
   ●構成について
   ●歴史について
 ②『教行信証』に込められた親鸞の思想と信仰
      ●「念仏は私が称えるのではない」と説いた親鸞の念仏とは
      ●「私が信じるのではない」と親鸞が説いた信心とは
   ●阿弥陀仏からいただく「証(悟り)」とは
   ●「浄土とは、単に死んでから往くところではない」とされた浄土とは
 ③親鸞の思想の特質
 ④親鸞の信仰と思想を現代人の生活に活かす
   ●大家族→核家族→孤族→漂流社会
   ●無境界現象
   ●漂流社会を生き抜く心構えを形成

 

 “親鸞聖人は徹底した自己否定と絶望とを経て自己肯定に至ったが、現在の若者たちの自己肯定は自己否定を経ていない”とのお話に、約40名の受講生の方々は頷きながら耳を傾けていました。“自らの経験に照らし共感しながらご講義を聴いていました”とは、ご講義後のアンケートの声です。どうぞ、次回のスプリングセミナーを楽しみにお待ちください。

「春の市民大学講座」(3月11日)は、ほぼ席が埋まっている状態でした。ご参加の皆さまのご声援、さらに多額のご寄付、ともにありがとうございました。

(3月12日)

 

夏の市民大学講座」(7月21~22日)の詳細は、近日中に決定します。もう少々お待ちください。

(5月14日)



公開講座「解釈改憲の果てに」齊藤和夫先生は、自衛隊の追認と海外派遣を巡り憲法解釈の変更が積み上げられてきた過程を、解り易くお話くださいました。そのクライマックスが、あの集団的自衛権容認だった訳です。時間切れで「緊急事態条項」のお話を伺うことができなかったのが残念です(次の機会ですね)。

 

受講者アンケートを拝見させていただきましたが、皆さまの改憲問題への関心の高さを実感いたしました。知識を再確認して問題点を整理した上で、「なんとなく賛成or反対層」へ的を射た議論を広げていく必要があるように思いました。巧みなプロパガンダを行う政府の言うままにならない、賢い市民・国民でありたいものです。

セミナー「日本文化と仏教のかかわり―道元の教えを中心に―」では、皆川義孝先生が美しいスライドをお使いになりつつ、禅の思想が日本の食文化に大きく影響していることをお教えくださいました。公開講座の深刻さとは打って変わり、講義室はグッと和らいだ雰囲気です。終講後には「いやぁ~面白かった!」との声が…。永平寺で1年も修行された皆川先生ですので、お話に説得力がありました。また、立派な『英語対訳 典座教訓』を受講者の皆さまに頂戴しましたこと、駒澤女子大学さまに厚くお礼申し上げます。(3月12日)

 

次の「夏の市民大学講座」は、7月21~22日です。

詳細は左端下部の「公開講座・Spring & Summer Seminar のご案内」をご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしています。

 

 

書籍の販売コーナー宿坊にございます。左端のおしらせ→書籍販売コーナー新設のご案内とお進みください(写真がご覧になれます)。また、当山のパンフレットオリジナル絵葉書その他の記念品があります。宿坊の売店にてお求めください。パンフレットと絵葉書は、ご本堂内にもございます。