公開講座や Spring & Summer Seminar は、アカデミックな「市民大学」講座です。法要における法話と明白に区別するため、従来の副題「親鸞講座」を2014年度から「市民大学講座」と改称しました。宗教関連の儀式は本Seminarのスケジュールに入っていませんので、他宗の方や仏教徒以外の方も是非ご参加ください。浄土真宗や日本仏教に閉じ籠もることなく、対象を広げていく予定です。

 

2017年度「夏の市民大学講座/公開講座」の山本義隆先生のご講義(科学技術の150年―黒船から福島まで―)岩波新書になりました!

  山本義隆『近代日本150年―科学技術総力戦体制の破綻―』

  (岩波書店、2018年1月)

 

 

夏の市民大学講座2023

お申し込みフォーム

 

⇒受付終了しました。

 

沢山のお申込み、ありがとうございました。

メモ: * は入力必須項目です

受付期間は、6/20(火)~7/13(木)です。

※こちらのフォームは、「apprication form」ページのフォームと同じものです。

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以下は、既に修了した2020(中止)~2016年度のご案内です(2021・22は非開催)。ご参考までに掲載したままにしておきます。それ以前の講座は、「ご報告の部屋」をご覧ください。

 

 

「夏の市民大学講座2023」

 

コロナ禍で2020年より中止していました市民大学講座の一部を、感染状況を勘案しながら今夏より再開することにしました。皆様との再会を楽しみにしております。

 

サマーセミナー 申込要・受講料(2000円) マスク着用で御出席ください。

2023年7月16日(日)11:00~12:30・13:30~15:00

 伊藤益いとうすすむ先生(筑波大学名誉教授)→定員一杯の盛況で終了しました。

  「親鸞の浄土」

 

公開講座(夏) 今年度は開催を見送ることにしました。

 

●宿坊へのご宿泊は、今年度は承っていません。

 

 

《セミナーのお申し込み方法》

下記の入力フォーム からお申し込みください。(受付開始6月20日/締切7月13日)

ご参加経験のある方は、お電話でのお申し込みでも結構です

(当山にデータがございます/ご参加経験がある旨お伝えください)

 ★本年は例年以上の人手不足のため、不慣れな留守番の者が電話にご応対申し上げてご

  迷惑をおかけすることもあると存じますが、何卒ご寛恕ください

初めてご参加の方でインターネットをご利用でない方

 ①ご氏名(ふりがな)(名札を当日に受付でお渡しします) ②ご住所 ③電話番号(休講など

  の際の緊急時連絡先) ④お弁当ご予約の有無 をご明記の上で、郵送またはFAXにてお

 申し込みください(ご氏名やご住所の間違いなどを防ぐため、お手数ですが書面をお送

 りください)。

 ★グループでご参加の方も、「他○○名です」という形のお申し込みではなく、名札を

  お作りする関係から、お一人ずつお申し込みください

 

《当山の連絡先》

〒309ー1635 茨城県笠間市稲田469 稲田禅房西念寺

電話番号 0296-74-2042 FAX 0296-74-2547

 

 

《伊藤益先生プロフィール》●プロフィールの次に申し込みフォームがあります。

■略歴
1955(昭和30)年、京都市生まれ。1986年、筑波大学大学院博士課程修了。文学博士。淑徳大学教授・筑波大学人文社会系教授を経て、現在は筑波大学名誉教授。専攻は日本思想。
■著書および活動

『ことばと時間―古代日本人の思想―』(大和書房、1990/1992年度和辻賞受賞),『日本人の知―日本的知の特性―』(北樹出版、1995),『日本人の愛―悲恋の思想―』(北樹出版、1996),『「信」の思想 ―親鸞とアウグスティヌス―』(北樹出版、1998),『旅の思想―日本思想における「存在」の問題―』(北樹出版、2001),『親鸞―悪の思想―』(集英社、2001),『高橋和巳作品論―自己否定の思想―』(北樹出版、2002),『歎異抄論究』(北樹出版、2003),『愛と死の哲学―田辺元―』(北樹出版、2005),『危機の神話か神話の危機か―古代文芸の思想―』(筑波大学出版会、2007年),『鬱を生きる思想』(北樹出版、2012),『自由論―倫理学講義―』(北樹出版、2014),『私釈親鸞』(北樹出版、2015),『私釈法然』(北樹出版、2016),『念仏者  蜂屋賢喜代』(北樹出版、2017),『日本思想の論理』(北樹出版、2019)など、著書多数。

 

 

過去の市民大学講座(ご参考用)

 「夏の市民大学講座2020」(①セミナー・②公開講座があります)

 ご年配の受講者が多い状況を勘案して、「夏の市民大学講座」中止することに致しました。

 経済活性化を優先する crazyな政府の方針に反しますが、コロナ再拡大が進んでいる現状では市民大学講座を開催するべきではないと考えた次第です。ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。どうぞ皆さまお元気でお過ごしください。再びお目にかかれる日を楽しみにしております。(2020年7月5日)

 

サマーセミナー 申込要・有料 →中止

2020年7月18日(土)~19日(日)

 伊藤益いとうすすむ先生(筑波大学人文社会系教授)

  「信心と煩悩のはざまで―晩年の親鸞―」

     (1)  ●1814:00~16:00

     (2)  ●19日10:30~12:30

   *1日のみの受講も可能です。

 

公開講座(夏) 申込不要・無料 →中止

2020年7月19日(日) 14:00~15:30(予定) 

 

 

 《伊藤益先生のプロフィール》

■略歴
1955(昭和30)年、京都市生まれ。1986年、筑波大学大学院博士課程修了。文学博士。淑徳大学助教授・同教授、筑波大学人文社会系教授を経て現在は筑波大学名誉教授。専攻は日本思想。
■著書および活動

『ことばと時間―古代日本人の思想―』(大和書房、1990/1992年度和辻賞受賞),『日本人の知―日本的知の特性―』(北樹出版、1995),『日本人の愛―悲恋の思想―』(北樹出版、1996),『「信」の思想 ―親鸞とアウグスティヌス―』(北樹出版、1998),『旅の思想―日本思想における「存在」の問題―』(北樹出版、2001),『親鸞―悪の思想―』(集英社、2001),『高橋和巳作品論―自己否定の思想―』(北樹出版、2002),『歎異抄論究』(北樹出版、2003),『愛と死の哲学―田辺元―』(北樹出版、2005),『危機の神話か神話の危機か―古代文芸の思想―』(筑波大学出版会、2007年),『鬱を生きる思想』(北樹出版、2012),『自由論―倫理学講義―』(北樹出版、2014),『私釈親鸞』(北樹出版、2015),『私釈法然』(北樹出版、2016),『念仏者  蜂屋賢喜代』(北樹出版、2017),『日本思想の論理』(北寿出版、2019)など、著書多数。

 

 

 

「春の市民大学講座2020」(①セミナー・②公開講座があります)

 

①スプリングセミナー  申込要・有料 →中止

2020年3月15日(日) 12:30~14:30

 皆川義孝先生(駒澤女子大学教授)

  「お寺大好き日本人、その謎に迫る」

 

②公開講座(春)   申込不要・無料 →中止

2020年3月15日(日) 15:00~16:30

 加茂真純先生(公益社団法人真向法協会元副会長)

  「健康体操 真向法(まっこうほう)をやってみよう」

 

真向法は、仏教の教えに基づき長井津(わたる)先生が創始した心身一体の健康法です。鈴木俊一元都知事(任1979~95)が実践していたため、有名になりました。創始者の長井津先生は、当山第26代坊守(長井伊楚子)の実兄で、戦時中は当山にもお住まいになっていました。今回ご講師の加茂先生は、長井津先生のご親戚です。

 

 

《皆川義孝先生のプロフィール》

■略歴

1968(昭和43)年、神奈川県に生まれる。駒澤大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程満期退学。修士(日本史学)。駒澤大学開校 120年史編纂室、禅文化歴史博物館を経て、現在は駒澤女子大学教授。
■著書および活動
『栃木の日光街道 -荘厳なる聖地への道―』(共著、下野新聞社)、『中世の城館と集散地』(共著、高志書院)、『日本海域歴史大系 第3巻 中世篇』(共著、清文堂出版)、『神田明神選書1 天下祭読本 幕末の神田明神祭礼を読み解く』(共著、雄山閣出版)、『月潭全龍和尚語録』(共著、国書刊行会)、『永平寺史料全書 文書編』(共著、大本山永平寺)、『鹿沼市史 通史編 原始・古代・中世』(共著、鹿沼市)、『上越市史 通史編2 中世』(共著、上越市)、『新修門前町史 通史編』(共著、門前町)『氏家町史 史料編 古代・中世』(共著、さくら市)ほか

 

《加茂真純先生のプロフィール》

■略歴

1940(昭和15)年、福井県に生まれる。祖母の弟にあたる長井津(わたる)が創始した真向法普及本部に入門。長井津・長井洞(はるか)両氏に執事。1987年に社団法人真向法協会副理事長、1998年に公益社団法人真向法協会副会長に就任(~2014)。

■著書および活動

『究極の真向法』『いきいき健康体操 真向法』(祥伝社)、VTR「健康になる 真向法」(NHKソフトウェア)の執筆・作成に当たる。さらに、各地の商工会・商工会議所・JA・教育委員会、各企業の安全衛生大会や各団体のライフプランセミナーなどにおける講演多数。茨城県では34の商工会に招かれる。

 

 

 

定員70名です(セミナーは申し込み順/公開講座は先着順)

《セミナーのお申し込み方法》

初めてご参加の方は、①ご氏名(名札を当日に受付でお渡しします)、②ご住所、③電話番号(休講などの緊急時連絡先)、 ④可能であればメールアドレス をご明記の上で、郵送またはFAXにてお申し込みください(電話での御予約も承っていますが、ご氏名の間違いなどを防ぐため、お手数ですが後ほど書面をお送りください)。ご参加経験のある方は、当山にデータがございますので、お電話でのお申し込みでも結構です。グループでご参加の方も、「他○○名です」という形のお申し込みではなく、名札をお作りする関係から、お一人ずつお申し込みください。(受付開始2月20日/締切3月12日)

 

セミナーの受講料について公開講座は無料です)

講座当日にお支払いください。名札と領収書(名札の裏面)をお渡しします。公開講座のみ受講の方は、ご参加時にご住所をお書きの上、お渡しする受講証をお付けください。

《セミナーの年間割引制度について》
セミナーの受講料は1日のみ2000円、2日で3700円、3日で5000円です。今年のスプリングセミナーに参加されて2000円をお支払いくださいました方は、サマーセミナーご参加の際には差額のみお支払いください。具体的に言えば、①サマーセミナー2日のうちの1日のみ受講の場合は3700円-2000円=1700円、②サマーセミナー両日とも受講の場合は5000円-2000円=3000円を、サマーセミナー受付の際にお支払いください。

 

●セミナーは3日前までにお申し込みください。公開講座は申し込み不要です。

 

前後に宿坊にお泊まり頂くことも可能です(ご予約ください)

 :お一人かグループで個室(4部屋のみ)ご希望の方は、7000円+税10%(二食付き)

 :3~5名程度の相部屋(男女別)をご希望の方は、6000円+税10%(二食付き)

   ――相部屋料金は公開講座・セミナー受講者のための特別料金です――

 

●ご昼食用のお弁当もあります(700円+税10%/ご予約ください)

 

 

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 「夏の市民大学講座2019」(①セミナー・②公開講座があります)

 

サマーセミナー 申込要・有料(1日2000円/下記の割引制度があります)

2019年7月20日(土)~21日(日) →盛況のうちに終了しました。

 伊藤益いとうすすむ先生(筑波大学人文社会系教授)

  「『信』の世界―歎異抄をめぐる―」

     (1)親鸞とアウグスティヌス  20日14:00~16:00

     (2)歎異抄第六条と後序      ●21日10:30~12:30

   *1日のみの受講も可能です。

 

公開講座(夏) 申込不要・無料(先着順70名)

2019年7月21日(日) 14:00~15:30 →盛況のうちに終了しました。

 柳橋晃先生(一橋大学研究員、東京芸術大学・東京家政大学講師)

  「地元の若手研究者の話を聞こう

    ―西洋哲学史概論からカント研究へ―」

 

 《伊藤益先生のプロフィール》

■略歴
1955(昭和30)年、京都市生まれ。1986年、筑波大学大学院博士課程修了。文学博士。淑徳大学助教授・同教授などを経て、現在は筑波大学人文社会系教授。専攻は日本思想。
■著書および活動

『ことばと時間―古代日本人の思想―』(大和書房、1990/1992年度和辻賞受賞),『日本人の知―日本的知の特性―』(北樹出版、1995),『日本人の愛―悲恋の思想―』(北樹出版、1996),『「信」の思想 ―親鸞とアウグスティヌス―』(北樹出版、1998),『旅の思想―日本思想における「存在」の問題―』(北樹出版、2001),『親鸞―悪の思想―』(集英社、2001),『高橋和巳作品論―自己否定の思想―』(北樹出版、2002),『歎異抄論究』(北樹出版、2003),『愛と死の哲学―田辺元―』(北樹出版、2005),『危機の神話か神話の危機か―古代文芸の思想―』(筑波大学出版会、2007年),『鬱を生きる思想』(北樹出版、2012),『自由論―倫理学講義―』(北樹出版、2014),『私釈親鸞』(北樹出版、2015),『私釈法然』(北樹出版、2016),『念仏者  蜂屋賢喜代』(北樹出版、2017)など、著書多数。

 

《柳橋晃先生のプロフィール》

1985年、茨城県笠間市稲田に生まれる。水戸桜ノ牧高校から慶應義塾大学文学部を経て、東京大学大学院教育学研究科修士課程・博士課程に進む。現在は、一橋大学「尊厳概念のグローバルスタンダードの構築」科研費研究員、東京芸術大学・東京家政大学講師。

■皆さんへのメッセージ

専門はカントの哲学・教育思想です。直近の論文は「義務論的制議論と教育」教育科学研究会編『教育』第868号(2018年)です。最近の趣味は野球とバンドです。学ぶこと・やってみることが大好きです。私たち稲田市民は西念寺があることが当たり前のように育ってきましたが、このような優しく穏やかなお寺の影響圏で育ててもらったことを大切にしたいです。若い方もぜひいらしてください。

 

 

定員70名です(セミナーは申し込み順/公開講座は先着順)

《セミナーのお申し込み方法》

初めてご参加の方は、①ご氏名(名札を当日に受付でお渡しします)、②ご住所、③電話番号(休講などの緊急時連絡先)、 ④可能であればメールアドレス をご明記の上で、郵送またはFAXにてお申し込みください(電話での御予約も承っていますが、ご氏名の間違いなどを防ぐため、お手数ですが後ほど書面をお送りください)。ご参加経験のある方は、当山にデータがございますので、お電話でのお申し込みでも結構です。グループでご参加の方も、「他○○名です」という形のお申し込みではなく、名札をお作りする関係から、お一人ずつお申し込みください。(締切3月21日)

 

セミナーの受講料について公開講座は無料です)

講座当日にお支払いください。名札と領収書(名札の裏面)をお渡しします。公開講座のみ受講の方は、ご参加時にご住所をお書きの上、お渡しする受講証をお付けください。

《セミナーの年間割引制度について》
セミナーの受講料は1日のみ2000円、2日で3700円、3日で5000円です。今年のスプリングセミナーに参加されて2000円をお支払いくださいました方は、サマーセミナーご参加の際には差額のみお支払いください。具体的に言えば、①7月20日または21日のどちらかのみ受講の場合は3700円-2000円=1700円、②7月20日と21日の両日とも受講の場合は5000円-2000円=3000円を、お支払いください。

 

●セミナーは3日前までにお申し込みください。公開講座は申し込み不要です。

 

前後に宿坊にお泊まり頂くことも可能です(ご予約ください)

 :お一人かグループで個室(4部屋のみ)ご希望の方は、7000円+税8%(二食付き)

 :3~5名程度の相部屋(男女別)をご希望の方は、6000円+税8%(二食付き)

   ――相部屋料金は公開講座・セミナー受講者のための特別料金です――

 

●ご昼食用のお弁当もあります(700円+税8%/ご予約ください)

 

 

 

 「春の市民大学講座2019」(①公開講座・②セミナーがあります)

 

①公開講座(春)   申込不要・無料

2018年3月24日(日) 11:00~12:30 →盛況のうちに終了しました。

 岩本佳久先生(駿台予備学校講師)

  「欧州近代の哲学を学ぼう―デカルトって誰だ?―」

 

②スプリングセミナー  申込要・有料

2018年3月24日(日) 14:00~16:00 →盛況のうちに終了しました。

 皆川義孝先生(駒澤女子大学教授)

  「熊野・富士山・日光にみる日本人と宗教」

 

 

《岩本佳久先生のプロフィール》

 

1959(昭和34)年、東京に生まれる。上智大学文学部哲学科を経て、同大学院哲学研究科博士前期過程にて修士号取得。東洋大学大学院文学研究科博士後期過程単位取得満期退学。専門は現象学で有名なフッサール。1994年より駿台予備学校で25年にわたり倫理科講師を務める。趣味はチョコレートを中心とするスイーツの食べ歩き。

 

《皆川義孝先生のプロフィール》

■略歴

1968(昭和43)年、神奈川県に生まれる。駒澤大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程満期退学。修士(日本史学)。駒澤大学開校 120年史編纂室、禅文化歴史博物館を経て、現在は駒澤女子大学教授。
■著書および活動
『栃木の日光街道 -荘厳なる聖地への道―』(共著、下野新聞社)、『中世の城館と集散地』(共著、高志書院)、『日本海域歴史大系 第3巻 中世篇』(共著、清文堂出版)、『神田明神選書1 天下祭読本 幕末の神田明神祭礼を読み解く』(共著、雄山閣出版)、『月潭全龍和尚語録』(共著、国書刊行会)、『永平寺史料全書 文書編』(共著、大本山永平寺)、『鹿沼市史 通史編 原始・古代・中世』(共著、鹿沼市)、『上越市史 通史編2 中世』(共著、上越市)、『新修門前町史 通史編』(共著、門前町)『氏家町史 史料編 古代・中世』(共著、さくら市)ほか

 

 

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「夏の市民大学講座2018」(①セミナー・②公開講座があります)

 

サマーセミナー 申込要・有料(1日2000円/下記の割引制度があります)

2018年7月21日(土)~22日(日)      →盛況のうちに終了しました。

 伊藤益いとうすすむ先生(筑波大学人文社会系教授)

  「相承と革新―法然上人から親鸞聖人へ―」

     (1)悪の思想         21日14:00~16:00

     (2)お浄土はどこにあるのか    ●22日10:00~12:00

   *1日のみの受講も可能です。

   *推薦図書:伊藤益『私釈親鸞』(北樹出版、2015年)2160円

      ――ご講義当日に割引価格にてお求めになれます――

     同書90~91・164~165・171~172・174~176頁がご講義のテキスト

     になりますので、同書をお持ちの方はご持参ください。 お持ちでない方に 

     は、当山にて該当箇所のコピーをお配りします(無料)。 

 

公開講座(夏) 申込不要・無料(先着順70名) →盛況のうちに終了しました。

2018年7月22日(日) ●13:3015:00

 最首悟さいしゅさとる先生(和光大学名誉教授・駿台予備学校講師)

   「いのちをめぐって」

 

 

定員70名です(セミナーは申し込み順/公開講座は先着順)

《セミナーのお申し込み方法》

初めてご参加の方は、①ご氏名(名札を当日に受付でお渡しします)、②ご住所、③電話番号(休講などの緊急時連絡先)、 ④可能であればメールアドレス をご明記の上で、郵送またはFAXにてお申し込みください(電話での御予約も承っていますが、ご氏名の間違いなどを防ぐため、お手数ですが後ほど書面をお送りください)。ご参加経験のある方は、当山にデータがございますので、お電話でのお申し込みでも結構です。グループでご参加の方も、「他○○名です」という形のお申し込みではなく、名札をお作りする関係から、お一人ずつお申し込みください。(締切7月18日)

 

セミナーの受講料について公開講座は無料です)

講座当日にお支払いください。名札と領収書(名札の裏面)をお渡しします。公開講座のみ受講の方は、ご参加時にご住所をお書きの上、お渡しする受講証をお付けください。

《セミナーの年間割引制度について》
セミナーの受講料は1日のみ2000円、2日で3700円、3日で5000円です。今年のスプリングセミナーに参加されて2000円をお支払いくださいました方は、サマーセミナーご参加の際には差額のみお支払いください。具体的に言えば、①7月21日または22日のどちらかのみ受講の場合は3700円-2000円=1700円、②7月21日と22日の両日とも受講の場合は5000円-2000円=3000円を、お支払いください。

 

●セミナーは3日前までにお申し込みください。公開講座は申し込み不要です。

 

前後に宿坊にお泊まり頂くことも可能です(ご予約ください)

 :お一人かグループで個室(4部屋のみ)ご希望の方は、7000円+税8%(二食付き)

 :3~5名程度の相部屋(男女別)をご希望の方は、6000円+税8%(二食付き)

   ――相部屋料金は公開講座・セミナー受講者のための特別料金です――

 

●ご昼食用のお弁当もあります(700円+税8%/ご予約ください)

 

 

《伊藤益先生のプロフィール》

■略歴
1955(昭和30)年、京都市生まれ。1986年、筑波大学大学院博士課程修了。文学博士。淑徳大学助教授・同教授などを経て、現在は筑波大学人文社会系教授。専攻は日本思想。
■著書および活動

『ことばと時間―古代日本人の思想―』(大和書房、1990/1992年度和辻賞受賞),『日本人の知―日本的知の特性―』(北樹出版、1995),『日本人の愛―悲恋の思想―』(北樹出版、1996),『「信」の思想 ―親鸞とアウグスティヌス―』(北樹出版、1998),『旅の思想―日本思想における「存在」の問題―』(北樹出版、2001),『親鸞―悪の思想―』(集英社、2001),『高橋和巳作品論―自己否定の思想―』(北樹出版、2002),『歎異抄論究』(北樹出版、2003),『愛と死の哲学―田辺元―』(北樹出版、2005),『危機の神話か神話の危機か―古代文芸の思想―』(筑波大学出版会、2007年),『鬱を生きる思想』(北樹出版、2012),『自由論―倫理学講義―』(北樹出版、2014),『私釈親鸞』(北樹出版、2015),『私釈法然』(北樹出版、2016),『念仏者  蜂屋賢喜代』(北樹出版、2017)など、著書多数。

 

《最首悟先生のプロフィール》

■略歴

1936(昭和11)年福島県生まれ。東京大学理学部動物科卒業。同大学院博士課程中退。東京大学教育学部助手、恵泉女学園大学特任教授をへて、和光大学人間科学部教授。この間に東京大学全共闘会議助手共闘に参加。第1次不知火海総合学術調査団に参加し、第2次不知火海総合学術調査団団長。現在は、和光大学名誉教授・駿台予備学校講師。

■著書および活動

『山本義隆潜行記』(講談社、1969),『生あるものは皆この海に染まり』 (新曜社、1984),『明日もまた今日のごとく』(どうぶつ社、1988),『水俣の海底から』(京都・水俣病を告発する会、1991),『星子が居る―言葉なく語りかける重複障害の娘との20年―』(世織書房、1998),『水俣五〇年 ひろがる「水俣」の思い』(共著/作品社、2007),『「痞(ひ)」という病いからの―水俣誌々パート2―』(どうぶつ社、2010),『新・明日もまた今日のごとく』(くんぷる、2018)など、著書多数。
昨夏ご出講くださいました山本義隆先生のご盟友です。

 

 

 

「春の市民大学講座2018」

 

①公開講座(春)   申込不要・無料→盛況のうちに修了しました。

2018年3月11日(日) 11:00~12:30

 齋藤和夫先生(埼玉大学・東京薬科大学・駿台予備学校など講師)

  「解釈改憲の末に」

 

②スプリングセミナー  申込要・有料→盛況のうちに修了しました。

2018年3月11日(日) 14:00~16:00

 皆川義孝先生(駒澤女子大学准教授)

  「日本文化と仏教との関わり――道元の教えを中心に――」

    *言葉・文化・歯磨き・トイレ作法・食文化など。

     『英文対訳 道元禅師の典座教訓』が進呈されます。

 

 

《齊藤和夫先生のプロフィール》

■略歴
1952(昭和27)年、千葉県市原市に生まれる。早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士前期課程修了、明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。埼玉大学をはじめ、東京薬科大学・武蔵野美術大学・明星大学にて法学・憲法担当講師を務める。市原市立公民館公開講座「くらしの中の憲法」も担当。ほかに駿台予備学校講師(政治・経済)。市原市在住。
■著書および活動
『現代憲法』(共著、八千代出版)。「憲法の改正と保障」(吉田善明編著『法学・憲法』所収)、「アメリカにおけるプライヴァシーの権利」(憲法理論研究会ニュース88年4月号所収)。現在は地元神社で保管されてきた「山本五十六の書を刻む木製プロペラの謎」を追求中。

 

 

《皆川義孝先生のプロフィール》

■略歴

1968(昭和43)年、神奈川県に生まれる。駒澤大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程満期退学。修士(日本史学)。駒澤大学開校 120年史編纂室、禅文化歴史博物館を経て、現在は駒澤女子大学准教授。
■著書および活動
『栃木の日光街道 -荘厳なる聖地への道―』(共著、下野新聞社)、『中世の城館と集散地』(共著、高志書院)、『日本海域歴史大系 第3巻 中世篇』(共著、清文堂出版)、『神田明神選書1 天下祭読本 幕末の神田明神祭礼を読み解く』(共著、雄山閣出版)、『月潭全龍和尚語録』(共著、国書刊行会)、『永平寺史料全書 文書編』(共著、大本山永平寺)、『鹿沼市史 通史編 原始・古代・中世』(共著、鹿沼市)、『上越市史 通史編2 中世』(共著、上越市)、『新修門前町史 通史編』(共著、門前町)『氏家町史 史料編 古代・中世』(共著、さくら市)ほか

 

 

 

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「夏の市民大学講座2017」(①セミナー・②公開講座 があります)

 

サマーセミナー 申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに修了しました。

2017年7月15日(土)  12:50開講式、1300~16:00講義

   今井雅晴先生(筑波大学名誉教授) 

    「親鸞の伝記の研究 (2) ―吉水草庵の学び・越後流罪―

2017年7月16日(日) 09:00~12:30講義&対談、12:30閉講式

   阿部能久先生(鎌倉国宝館学芸員)

  「関東の親鸞像―人々はどのような思いをかけたか―」

 

●各回とも開会式などを除き3時間、定員70名です。

●受講料は1日のみ3000円、2日で5500円、3日で7500円です。

スプリングセミナーに参加されて3000円をお支払いいただいた方は、サマーセミナーご参加の際には差額のみお支払いください。具体的に言えば、7月18日または19日のどちらかのみの受講の場合は5500円-3000円=2500円、7月18日と19日の両日とも受講の場合は7500円-3000円=4500円を、お支払いください。

●3日前までにお申し込み下さい。

前後に宿坊にお泊まり頂くことも可能です(ご予約ください)

 :お一人かグループで個室(4部屋のみ)ご希望の方は、7000円+税8%(二食付き)

 :3~5名程度の相部屋(男女別)をご希望の方は、6000円+税8%(二食付き)

   ――相部屋料金は公開講座・セミナー受講者のための特別料金です――

●ご昼食用のお弁当もあります(700円+税8%/ご予約ください)

 

《今井雅晴先生のプロフィール》

(1)略歴 

1942(昭和17)年、東京都に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了。文学博士。茨城大学教授、プリンストン大学・コロンビア大学客員教授、筑波大学教授などを経て現在は筑波大学名誉教授、真宗文化センター所長。専門は日本中世史、仏教史。

(2)主要著書

『親鸞と東国門徒』・『親鸞と浄土真宗』・『親鸞と東国』(吉川弘文館)、『親鸞と本願寺一族』(雄山閣出版)、『わが心の歎異抄』(東本願寺出版部)、『親鸞の伝承と史実』・『親鸞の家族と門弟』・『恵信尼――親鸞とともに歩いた六十年――』(法蔵館)、『茨城と親鸞』(茨城新聞社)、『親鸞をめぐる人々』・『下野と親鸞』・『親鸞とその家族』・『親鸞と恵信尼』・『親鸞と如信』・『親鸞と東国の人々』『恵信尼さまってどんな方?』・『二十九歳の親鸞聖人』・『親鸞聖人と稲田草庵』・『関白九条兼実をめぐる女性たち』・『親鸞をめぐる人びと』(自照社出版)ほか。

 

《阿部能久先生のプロフィール》

 (1)略歴

1972(昭和47)年、茨城県に生まれる。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。筑波大学助手、大田原市那須与一伝承館学芸員を経て、現在は鎌倉国宝館学芸員。
(2)主要著書
『戦国期関東公方の研究』(思文閣出版)、『那須与一伝承の誕生』(共著、ミネルヴァ書房)、『日本中世政治文化論の射程』(思文閣出版、共著)、『古河の歴史を歩く』(共著、高志書院)、『実像の中世武士団 北関東のもののふたち』(共著、高志書院)、『中世下野の権力と社会』(共著、岩田書院)、『那須の文化誌 自然・歴史・民俗を読む』(共著、随想舎)、『中世仏教の展開とその基盤』(共著、大蔵出版)、『岩間町史』(共著、岩間町)、『図説十王町史』:(共著、十王町)、『喜連川町史 通史編1』(共著、さくら市)ほか。

 

 

                         

 公開講座   申込不要・無料 →満員御礼。1時間半延長の上で修了しました。

2017年7月16日(日) 13:30~15:30講義

 山本義隆先生(科学史家・駿台予備学校講師・元東大全共闘代表)

  「科学技術の150年――黒船からフクシマまで――」

 

 思えば…ピンチ(3.11)はチャンスでした。唯一の被爆国として原子力の危険性を説き、核兵器廃絶運動や脱原発運動へ積極的に関わることで、日本は世界のリーダーシップを握ることができたはずです。まさに我が国が「積極的」に「平和」に係わることが可能でした。世界も、それを期待していたでしょう。
 しかし、事態はそうなりませんでした。政府は、原発をベースロード電源と規定して原発再稼働を進め、さらにインド・ベトナム・トルコなど諸外国への原発輸出も計画する一方で、国連における核兵器禁止条約の締結交渉への参加を拒否して、核兵器廃絶運動を進めている諸国に失望を与えています。
  なぜ、政府は原発再稼働を進め、核兵器禁止条約交渉に参加しないのか?
 多くのブレーンや諮問会議を抱える首相や政府の行うことですので、我々の知らない事情があるのでしょう。我が国特有の政治風土・社会風土もあるのかもしれません。
 以上のような問題意識をもち、東大全共闘議長として安田講堂に立て篭もった伝説上の指揮官、現在は物理学から科学史の道へ進まれて数多くのご業績がある山本先生に、ご講演をお願いしました。近代日本の科学技術の歩みと問題点や「原発ファシズム」の動向、さらに東大時代の想い出まで、ご自由に語っていただこうと思います(主催者)
 東大の安田講堂に立てこもった伝説上の指揮官、現在は科学史家として数々の出版賞を受賞されている山本先生に、近代日本の科学技術の歩みから、東大時代の想い出から安保闘争、さらには昨今の安保法制や原発再稼働まで、ご自由に語っていただきます。(主催者)

 

《山本義隆先生のプロフィール》

 (1)略歴

1941(昭和16)年、大阪府に生まれる。1964年に東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院博士課程中退。元東大全共闘代表。現在は、科学史家・駿台予備学校物理科講師。

 (2)主要著書

『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房・2003年)でパピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞を受賞。その他の著書としては、『知性の叛乱』(前衛社)、『古典力学の形成』(日本評論社)、『一六世紀文化革命』全2巻・『福島の原発事故をめぐって』『世界の見方の転換』全3巻(みすず書房)、『熱学思想の史的展開』全3巻(ちくま学芸文庫)、『解析力学』全2巻(朝倉書店)、『幾何光学の正準理論』(数学書房)、『原子・原子核・原子力』(岩波書店)など。

 

 

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「春の市民大学講座2017」

 

■公開講座(春)   申込不要・無料

2017年3月5日(日) 10:30~12:30講義 →盛況のうちに修了しました。

 池知正昭先生(駿台予備学校講師・元明治学院大学講師)

  「日本の近現代史を学ぼう(続)――主に戦後編――」

 

 特定秘密保護法や安保諸法制などが制定された今、テロ等準備罪法案が国会にて審議され、「緊急事態条項」を含む憲法改訂も予定されています。武器輸出や原発輸出も進められて、大学を巻き込んだ軍事技術研究も本格化しようとしています。まわりを見回すと、「一億総中流」と言われた時代は遙か彼方に過ぎ去り、「格差社会」が現実のものとなってきました。そして世界に目を転ずると、米国のトランプ政権は言うまでもなく、欧州における右派ポピュリズムの台頭は著しく、各地でテロ行為も続き情勢は不確実性を増しています。
 ところで、貧困などの社会に起因する「構造的暴力」が取り除かれた状態を「積極的平和」と呼んだのは、ノルウェーの著名な国際政治学者ヨハン・ガルトゥングでした。その言葉を換骨奪胎して用いる首相は、われわれを何処に連れて行き日本をどのような国にしようとしているのでしょうか? それらを考える上では、我々が歩んできた道を歴史の中に位置づけて正確に理解していくことが不可欠です。「幕末~真珠湾」を扱った昨年の池知先生のご講義は大好評でした。今年は、皆様のご希望に応えて「戦後編」をお願いしました。(主催者)

《池知先生のプロフィール》

1958(昭 和33)年生まれ、東京都出身。青山学院大学文学部を経て同大学院文学研究科日本史専攻に進み、博士後期課程単位取得満期退学。専攻は日本の古代史・古代 仏教史・美術史。長年にわたり明治学院大学講師を務める一方で、駿台予備学校日本史科講師として主に東大・京大・一橋大受験生の指導に当たる。 

 

 

 

■スプリングセミナー  申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに修了しました。

2017年3月5日(日) 13:30~16:40講義および開講式&閉講式

 加藤智見先生(東京工芸大学名誉教授)

  「世界の宗教と親鸞、そして日本の将来へ」

 

ルターと親鸞」「イスラム教と親鸞」「世界の三大宗教を比較する」に続く比較宗教学の4回目です。テロ行為を巡り欧米社会とイスラム世界との軋轢が強まり、宗教や文化を異にする多くの難民たちがEU諸国に殺到する中で、東アジアの片隅に暮らす我々も世界の諸宗教に無関心ではいられません。キリスト教やイスラム教の教えと仏教や親鸞聖人との共通点や相違点について、(比較)宗教学がご専門の加藤先生がお話くださいます(主催者)。

 

《加藤智見先生のプロフィール》

(1)略歴 

1943(昭和18)年、愛知県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。東京大学および早稲田大学講師、東京工芸大学教授などを経て、現在は東京工芸大学名誉教授・同朋大学講師、光専寺(浄土真宗大谷派)住職。専門は宗教学、仏教学。

 

(2)主要著書

 『親鸞とルター』(早稲田大学出版部)、『ココロの旅からタマシイの旅へ――宗教の理解』・『宗教のススメ――やさしい宗教学入門』・『蓮如入門』・『誰でもわかる浄土三部経』・『世界の宗教と信仰』・『親鸞の浄土を生きる』・『本当の宗教とは何か――宗教を正しく信じる方法――』(大法輪閣)、『いかにして〈信〉を得るか――内村鑑三と清沢満之――』・『蓮如とルター』・『仏像の美と聖なるもの』・『浄土三部経のこころ』(法蔵館)、『他力信仰の本質――親鸞・蓮如・満之』(国書刊行会)、『世界の宗教が面白いほどわかる本』(中経出版)、『見つめ直す日本人の宗教心』(原書房)、『図説あらすじでわかる!親鸞の教え』・『図説あらすじでわかる!歎異抄』・『図説浄土真宗の教えがわかる! 親鸞と教行信証』(青春出版社)ほか。

 

 

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■公開講座(春)   申込不要・無料 →盛況のうちに終了しました。

2016年3月6日(日) 10:30~12:30講義

 池知正昭先生(駿台予備学校講師・元明治学院大学講師)

  「日本の近現代史を学ぼう――外交・戦争・経済――」

 

  特定秘密法や集団的自衛権を認めた諸法案が制定され、緊急事態条項の創設を含む憲法改定が俎上に上っている2014~16年は、日本社会の大きな転換点なのか、それとも従来の路線の延長線上にあるのか? また、その道は戦前の日本が辿った戦争への道なのか、それとも新しい国際政治状況に対応するための必要な改革なのか?
 それらを考える上で、明治維新以降の日本が何故あのような悲惨な戦争に突入していき、また絶望的な敗戦から如何にして立ち直っていったのかについて、正しい知識を持っていることが必要不可欠です。
 これらの問題意識の上にたち、ご研究経験もある歴史教育のベテラン池知先生にご講義をお願いしました(主催者)。

    

《池知先生のプロフィール》

1958(昭 和33)年生まれ、東京都出身。青山学院大学文学部を経て同大学院文学研究科日本史専攻に進み、博士後期課程単位取得満期退学。専攻は日本の古代史・古代 仏教史・美術史。長年にわたり明治学院大学講師を務める一方で、駿台予備学校日本史科講師として東大・京大・一橋大クラスを担当する。                                  

 

 

■公開講座(夏)   申込不要・無料 →盛況のうちに終了しました。

2016年7月17日(日) 13:30~15:30講義

 斎藤和夫先生(埼玉大学・武蔵野美術大学・駿台予備学校ほか講師

  「憲法学講義――憲法の歴史・解釈そして展望へ――」

 

 歴史上なぜ憲法が成立し、どのように発展してきたのか? そのような憲法における「法の精神」とは、いったい何なのか? また世界各国の憲法と比較した上で、日本国憲法の特色と問題点はどこにあるのか? そもそも日本国憲法が成立した経緯は? 
 これらを踏まえた上で初めて、問題となっている日本国憲法改定の是非、「どこを改定しどこを改定するべきではないのか」を、冷静に判断することが可能になります。さらに言えば、激動する東アジアの国際情勢の中で日本国憲法が担ってきた役割を検証することは、我が国が向かう将来を選び取ることにも繋がります。
 以上のような問題意識をもち、憲法学がご専門で法学教育や政治経済のご教育経験が豊富な斎藤先生にご講義をお願いしました(主催者)

    

《斎藤先生のプロフィール》

■略歴
1952年、千葉県市原市に生まれる。早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士前期課程修了、明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。埼玉大学をはじめ、東京薬科大学・武蔵野美術大学・明星大学にて法学・憲法担当講師を務める。市原市立公民館公開講座「くらしの中の憲法」も担当。ほかに駿台予備学校講師(政治・経済)。市原市在住。
■著書および活動
『現代憲法』(共著、八千代出版)。「憲法の改正と保障」(吉田善明編著『法学・憲法』所収)、「アメリカにおけるプライヴァシーの権利」(憲法理論研究会ニュース88年4月号所収)。現在は地元神社で保管されてきた「山本五十六の書を刻む木製プロペラの謎」を追求中。

 

 

■スプリングセミナー  申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに終了しました。

2016年3月6日(日) 13:30~16:40講義および開講式&閉講式

 加藤智見先生(東京工芸大学名誉教授)

  「世界の三大宗教を比較する」

 

ルターと親鸞」および「イスラム教と親鸞」に続く比較宗教学の3回目です。テロ行為を巡り欧米社会とイスラム世界との軋轢が強まり、宗教や文化を異にする多くの難民たちがEU諸国に殺到する中で、東アジアの片隅に暮らす我々も世界の諸宗教に無関心ではいられません。キリスト教やイスラム教の教えと仏教や親鸞聖人との共通点や相違点について、(比較)宗教学がご専門の加藤先生がお話くださいます(主催者)。

 

■サマーセミナー 申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに終了しました。

2016年7月16日(土)  12:50開講式、1300~16:00講義(予定)

   今井雅晴先生(筑波大学名誉教授) 

    「親鸞の伝記の研究 (1)――誕生と出家――」

2016年7月17日(日) 09:00~12:30講義&対談、12:30閉講式(予定)

   佐藤弘夫先生(東北大学大学院教授)

  「死者はどこへ行くのか――変容する日本の葬儀と死生観――」

 

 

■セミナーのご講師紹介

【加藤智見先生】

(1)略歴 

1943(昭和18)年、愛知県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。東京大学および早稲田大学講師、東京工芸大学教授などを経て、現在は東京工芸大学名誉教授・同朋大学講師、光専寺(浄土真宗大谷派)住職。専門は宗教学、仏教学。

 

(2)主要著書

 『親鸞とルター』(早稲田大学出版部)、『ココロの旅からタマシイの旅へ――宗教の理解』・『宗教のススメ――やさしい宗教学入門』・『蓮如入門』・『誰でもわかる浄土三部経』・『世界の宗教と信仰』・『親鸞の浄土を生きる』・『本当の宗教とは何か――宗教を正しく信じる方法――』(大法輪閣)、『いかにして〈信〉を得るか――内村鑑三と清沢満之――』・『蓮如とルター』・『仏像の美と聖なるもの』・『浄土三部経のこころ』(法蔵館)、『他力信仰の本質――親鸞・蓮如・満之』(国書刊行会)、『世界の宗教が面白いほどわかる本』(中経出版)、『見つめ直す日本人の宗教心』(原書房)、『図説あらすじでわかる!親鸞の教え』・『図説あらすじでわかる!歎異抄』・『図説浄土真宗の教えがわかる! 親鸞と教行信証』(青春出版社)ほか。

 

【今井雅晴先生】

(1)略歴 

1942(昭和17)年、東京都に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了。文学博士。茨城大学教授、プリンストン大学・コロンビア大学客員教授、筑波大学教授などを経て現在は筑波大学名誉教授、真宗文化センター所長。専門は日本中世史、仏教史。

 

(2)主要著書

『親鸞と東国門徒』・『親鸞と浄土真宗』・『親鸞と東国』(吉川弘文館)、『親鸞と本願寺一族』(雄山閣出版)、『わが心の歎異抄』(東本願寺出版部)、『親鸞の伝承と史実』・『親鸞の家族と門弟』・『恵信尼――親鸞とともに歩いた六十年――』(法蔵館)、『茨城と親鸞』(茨城新聞社)、『親鸞をめぐる人々』・『下野と親鸞』・『親鸞とその家族』・『親鸞と恵信尼』・『親鸞と如信』・『親鸞と東国の人々』『恵信尼さまってどんな方?』・『二十九歳の親鸞聖人』・『親鸞聖人と稲田草庵』・『関白九条兼実をめぐる女性たち』・『親鸞をめぐる人びと』(自照社出版)ほか。

 

【佐藤弘夫先生】

(1)略歴 

1953(昭和28)年、宮城県に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。盛岡大学文学部助教授、東北大学文学部助教授を経て、現在は東北大学大学院文学研究科教授。専門は日本思想史。

 

(2)主要著書

『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫)、『ヒトガミ信仰の系譜』・『死者のゆくえ』(岩田書院) 、『日本列島の死生観』(韓国語、図書出版ムン)、『日本中世の国家と仏教』・『霊場の思想』(吉川弘文館)、『立正安国論 全訳注』(講談社学術文庫)、『神国日本』(ちくま新書)、『偽書の精神史』・『起請文の精神史』(講談社選書メチエ)、『概説日本思想史』・『日蓮』(ミネルヴァ書房)、『アマテラスの変貌』・『神・仏・王権の中世』(法藏館)ほか。 

 

現在の開門時間は、

9:00~16:00です。

 

親鸞聖人御誕生850年および立教開宗800年を記念した前進座特別公演「花こぶし」の水戸公演が2月に行われます。

詳細は左端の「お知らせ」タブより「行事日程と工事予定」をご覧ください。

(2024.1.11)

⇒ご鑑賞、御礼申し上げます。

 

「除夜の鐘」をつきます。23:50~01:00頃。ご参拝ください。   (2023.12.31)

⇒ご参加・ご参拝ありがとうご

 ざいました。(2023.01.1)

 

2023年度の新米が入荷しました。今年の新米も昨年同様ローズドール賞(最優秀賞)を受賞した新品種「ゆうだい21」です。詳細は左端のタブ「庵田米の販売について」をご覧ください。    (2023.10.20)

 

筑波大学名誉教授(日本思想)伊藤益先生のご講義【第5回】     

「慈悲の思想」をUPしました。左端のタブ「internet市民大学」よりお入りください。      

         (2023.7.15)

 

「市民大学講座」7月16日開催します。ご講師は伊藤益先生です。詳細は左端のタブ「公開講座・Seminar のご案内」をご覧ください。4年ぶりの開催ですので、ご参加をお待ちしています。(2023.5.29)

⇒約70名の受講者の方のご参加を得て、質疑応答で40分の延長の後、無事に終了しました。35度にもなる酷暑の中、駅から往復3km を歩いて参加され方々もありました。皆様、ご参加ありがとうございました。そし て、お疲れさまでした。 

       (2023.7.18)        

 机に向かい静かに目を閉じると、想いは6年前に訪れたキエフ〔キーウ〕に飛ぶ。ホーチミン経由のベトナム航空でモスクワに着いた私は、その足で駅に向かい、翌日の夜行列車を予約したのだった。

 

 首都キエフは、ロシア正教会(今はウクライナ正教会)の建物が夕日に輝く美しい都市だった。十字架を抱えたキエフ大公ウラディミル1世がドニエプル川を見下ろし、独立広場にはウクライナ国旗とEU旗が記念塔を取り囲んでいた(大学の授業で配信した動画の一部をUPします)。

 

  モスクワからキエフまでは夜行で一晩、1時間ごとに寝台列車が出ている。乗車当日その場でキップも買える。「母がウクライナの出身なんだ」と話していた初老のロシア人男性。両国に親戚がいる人々も多い。その国に攻め込むとは…刻々と届く映像を見ていて涙が止まらない。


 事態を予想しなかったと話す識者も多い。フィンランド侵攻(1939)・ハンガリー事件(56)・チェコスロヴァキア事件(68)と繰り返された暴力。必ずキエフまで侵攻すると私は確信していた。なぜ事前に米軍やNATO軍を緊急展開させなかったのか。抑止力となったはずだ。腰の引けた指導者たちの宥和政策が、ヒトラーの勢力拡大を可能にしたことを思い出す。


 キエフではミンスク(ベラルーシの首都)行きの寝台列車の切符が買える。チェルノブイリの側を抜けた列車は、翌朝にはミンスクに着いた。そのベラルーシでは、一昨年にはルカシェンコ政権に対する激しい民主化要求デモが続いた。ロシアでも反戦デモが続いているようだ。ナショナリズムに染まらないロシア人の知性に、僅かな光明を見る思いがする。

      (2022.2.26)

《追伸》
  十数年前のロシア航空、隣に座ったチェコ人青年の言葉が思い出される。チェコ解体(1939)と「プラハの春」弾圧(68)を経験した彼らの言葉は重い。 
  Russia is more dangerous

  than Germany.


 自国の権益と安全保障を要求して一方的に他国に攻め込む姿勢は、満蒙特殊権益を死守しようとした80年前の日本と重なる。欧米諸国による圧迫やウクライナの性急な親欧姿勢が攻撃を誘発したとする言説も聞かれるが、それは米国による包囲網が日本を追い込み開戦に至らしめたとして、日本の侵略行為を矮小化しようとするのと同じである。        (2022.5.5)

 

 

 

書籍の販売コーナー宿坊にございます。左端のおしらせ→書籍販売コーナー新設のご案内とお進みください(写真がご覧になれます)。また、当山のパンフレットオリジナル絵葉書その他の記念品があります。宿坊の売店にてお求めください。パンフレットと絵葉書は、ご本堂内にもございます。