当山前の水田は、古くから「吹雪谷」と呼ばれてきました。この地の水田は、その下部は花崗岩が細かく砕かれた砂質となっているためにミネラル分が豊富で、谷間から流れ出る新鮮な水と相まって、一反当たりの収穫量は少ないものの、良質な米が生産される水田として知られています。

 ご家族と稲田草庵にお住まいになられた親鸞聖人は、吹雪谷の農村風景をご覧になって日々を過ごされ、農民たちの農作業を手伝われたこともあったことでしょう。そのような吹雪谷の米を、門徒たちは「庵田米(いおたまい)」と呼び、京都にお帰りになった聖人に運び続けたと伝わっています。
 以上のような「吹雪谷の庵田米」の新米を、地元農家および米穀店と提携して農薬使用を最小限に抑えて栽培し、皆様にお分けしています。2023年度の新米(1kg・5kg)が入荷しました(1kg税込700円・5kg税込3000円)。今年の新米も昨年同様、ローズドール賞(最優秀賞)を受賞した新品種「ゆうだい21」です。27kg(税込13500円)も取り扱っていますが、ご注文をいただいてから地元の米穀店で脱穀をしますので、1~2日お時間がかかります。宅配便にてお送りすることも可能です(配送料がかかります)。

 お電話・FAX・郵送にてのお申し込みも承っています。     (2023.10.20)

 

 

●稲田草庵当時の農村風景を維持するため、営農支援策として販売しています。

 

 

庵田米にマスコットが誕生しました。いおたんぼう」です。よろしく!(2014年7月1日)

庵田米の田植え。耕作者は農業委員として活躍されている潮田さん。
庵田米の田植え。耕作者は農業委員として活躍されている潮田さん。
吹雪谷と庵田米の生産地(右奥の白壁は当山境内)。
吹雪谷と庵田米の生産地(右奥の白壁は当山境内)。
上部に「見返り橋」が見えます。白鷺もいます。
上部に「見返り橋」が見えます。白鷺もいます。
収穫間近の庵田米。
収穫間近の庵田米。
販売中の庵田米。1kg(左)と5kg(右)。
販売中の庵田米。1kg(左)と5kg(右)。

現在の開門時間は、

9:00~16:00です。

 

親鸞聖人御誕生850年および立教開宗800年を記念した前進座特別公演「花こぶし」の水戸公演が2月に行われます。

詳細は左端の「お知らせ」タブより「行事日程と工事予定」をご覧ください。

(2024.1.11)

⇒ご鑑賞、御礼申し上げます。

 

「除夜の鐘」をつきます。23:50~01:00頃。ご参拝ください。   (2023.12.31)

⇒ご参加・ご参拝ありがとうご

 ざいました。(2023.01.1)

 

2023年度の新米が入荷しました。今年の新米も昨年同様ローズドール賞(最優秀賞)を受賞した新品種「ゆうだい21」です。詳細は左端のタブ「庵田米の販売について」をご覧ください。    (2023.10.20)

 

筑波大学名誉教授(日本思想)伊藤益先生のご講義【第5回】     

「慈悲の思想」をUPしました。左端のタブ「internet市民大学」よりお入りください。      

         (2023.7.15)

 

「市民大学講座」7月16日開催します。ご講師は伊藤益先生です。詳細は左端のタブ「公開講座・Seminar のご案内」をご覧ください。4年ぶりの開催ですので、ご参加をお待ちしています。(2023.5.29)

⇒約70名の受講者の方のご参加を得て、質疑応答で40分の延長の後、無事に終了しました。35度にもなる酷暑の中、駅から往復3km を歩いて参加され方々もありました。皆様、ご参加ありがとうございました。そし て、お疲れさまでした。 

       (2023.7.18)        

 机に向かい静かに目を閉じると、想いは6年前に訪れたキエフ〔キーウ〕に飛ぶ。ホーチミン経由のベトナム航空でモスクワに着いた私は、その足で駅に向かい、翌日の夜行列車を予約したのだった。

 

 首都キエフは、ロシア正教会(今はウクライナ正教会)の建物が夕日に輝く美しい都市だった。十字架を抱えたキエフ大公ウラディミル1世がドニエプル川を見下ろし、独立広場にはウクライナ国旗とEU旗が記念塔を取り囲んでいた(大学の授業で配信した動画の一部をUPします)。

 

  モスクワからキエフまでは夜行で一晩、1時間ごとに寝台列車が出ている。乗車当日その場でキップも買える。「母がウクライナの出身なんだ」と話していた初老のロシア人男性。両国に親戚がいる人々も多い。その国に攻め込むとは…刻々と届く映像を見ていて涙が止まらない。


 事態を予想しなかったと話す識者も多い。フィンランド侵攻(1939)・ハンガリー事件(56)・チェコスロヴァキア事件(68)と繰り返された暴力。必ずキエフまで侵攻すると私は確信していた。なぜ事前に米軍やNATO軍を緊急展開させなかったのか。抑止力となったはずだ。腰の引けた指導者たちの宥和政策が、ヒトラーの勢力拡大を可能にしたことを思い出す。


 キエフではミンスク(ベラルーシの首都)行きの寝台列車の切符が買える。チェルノブイリの側を抜けた列車は、翌朝にはミンスクに着いた。そのベラルーシでは、一昨年にはルカシェンコ政権に対する激しい民主化要求デモが続いた。ロシアでも反戦デモが続いているようだ。ナショナリズムに染まらないロシア人の知性に、僅かな光明を見る思いがする。

      (2022.2.26)

《追伸》
  十数年前のロシア航空、隣に座ったチェコ人青年の言葉が思い出される。チェコ解体(1939)と「プラハの春」弾圧(68)を経験した彼らの言葉は重い。 
  Russia is more dangerous

  than Germany.


 自国の権益と安全保障を要求して一方的に他国に攻め込む姿勢は、満蒙特殊権益を死守しようとした80年前の日本と重なる。欧米諸国による圧迫やウクライナの性急な親欧姿勢が攻撃を誘発したとする言説も聞かれるが、それは米国による包囲網が日本を追い込み開戦に至らしめたとして、日本の侵略行為を矮小化しようとするのと同じである。        (2022.5.5)

 

 

 

書籍の販売コーナー宿坊にございます。左端のおしらせ→書籍販売コーナー新設のご案内とお進みください(写真がご覧になれます)。また、当山のパンフレットオリジナル絵葉書その他の記念品があります。宿坊の売店にてお求めください。パンフレットと絵葉書は、ご本堂内にもございます。