以下は、既に修了した2017・2016年度のご案内です。ご参考までに掲載したままにしておきます。それ以前の講座は、「ご報告の部屋」をご覧ください。2018年度につきましては検討中でございますので、もう少々おまちください。

 

 

2017年の 稲田禅房「市民大学」講座(第22回)公開講座&セミナーの日程とテーマの御案内です。ご参加をお待ちしています。

 

公開講座や Spring & Summer Seminar は、アカデミックな「市民大学」講座です。法要における法話と明白に区別するため、従来の副題「親鸞講座」を一昨年度から「市民大学講座」と改称しました。宗教関連の儀式は本Seminarのスケジュールに入っていませんので、他宗の方や仏教徒以外の方も是非ご参加ください。浄土真宗や日本仏教に閉じ籠もることなく、「世界の中の日本仏教」という視点を大切にし、仏教以外へも対象を広げていく予定です。

 

 

「夏の市民大学講座」(①セミナー・②公開講座 があります)

 

サマーセミナー 申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに修了しました。

7月15日(土)  12:50開講式、1300~16:00講義

   今井雅晴先生(筑波大学名誉教授) 

    「親鸞の伝記の研究 (2) ―吉水草庵の学び・越後流罪―

7月16日(日) 09:00~12:30講義&対談、12:30閉講式

   阿部能久先生(鎌倉国宝館学芸員)

  「関東の親鸞像―人々はどのような思いをかけたか―」

 

●各回とも開会式などを除き3時間、定員70名です。

●受講料は1日のみ3000円、2日で5500円、3日で7500円です。

スプリングセミナーに参加されて3000円をお支払いいただいた方は、サマーセミナーご参加の際には差額のみお支払いください。具体的に言えば、7月18日または19日のどちらかのみの受講の場合は5500円-3000円=2500円、7月18日と19日の両日とも受講の場合は7500円-3000円=4500円を、お支払いください。

●3日前までにお申し込み下さい。

前後に宿坊にお泊まり頂くことも可能です(ご予約ください)

 :お一人かグループで個室(4部屋のみ)ご希望の方は、7000円+税8%(二食付き)

 :3~5名程度の相部屋(男女別)をご希望の方は、6000円+税8%(二食付き)

   ――相部屋料金は公開講座・セミナー受講者のための特別料金です――

●ご昼食用のお弁当もあります(700円+税8%/ご予約ください)

 

《今井雅晴先生のプロフィール》

(1)略歴 

1942(昭和17)年、東京都に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了。文学博士。茨城大学教授、プリンストン大学・コロンビア大学客員教授、筑波大学教授などを経て現在は筑波大学名誉教授、真宗文化センター所長。専門は日本中世史、仏教史。

(2)主要著書

『親鸞と東国門徒』・『親鸞と浄土真宗』・『親鸞と東国』(吉川弘文館)、『親鸞と本願寺一族』(雄山閣出版)、『わが心の歎異抄』(東本願寺出版部)、『親鸞の伝承と史実』・『親鸞の家族と門弟』・『恵信尼――親鸞とともに歩いた六十年――』(法蔵館)、『茨城と親鸞』(茨城新聞社)、『親鸞をめぐる人々』・『下野と親鸞』・『親鸞とその家族』・『親鸞と恵信尼』・『親鸞と如信』・『親鸞と東国の人々』『恵信尼さまってどんな方?』・『二十九歳の親鸞聖人』・『親鸞聖人と稲田草庵』・『関白九条兼実をめぐる女性たち』・『親鸞をめぐる人びと』(自照社出版)ほか。

 

《阿部能久先生のプロフィール》

 (1)略歴

1972(昭和47)年、茨城県に生まれる。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。筑波大学助手、大田原市那須与一伝承館学芸員を経て、現在は鎌倉国宝館学芸員。
(2)主要著書
『戦国期関東公方の研究』(思文閣出版)、『那須与一伝承の誕生』(共著、ミネルヴァ書房)、『日本中世政治文化論の射程』(思文閣出版、共著)、『古河の歴史を歩く』(共著、高志書院)、『実像の中世武士団 北関東のもののふたち』(共著、高志書院)、『中世下野の権力と社会』(共著、岩田書院)、『那須の文化誌 自然・歴史・民俗を読む』(共著、随想舎)、『中世仏教の展開とその基盤』(共著、大蔵出版)、『岩間町史』(共著、岩間町)、『図説十王町史』:(共著、十王町)、『喜連川町史 通史編1』(共著、さくら市)ほか。

 

 

                         

 公開講座   申込不要・無料 →満員御礼。1時間半延長の上で修了しました。

7月16日(日) 13:30~15:30講義

 山本義隆先生(科学史家・駿台予備学校講師・元東大全共闘代表)

  「科学技術の150年――黒船からフクシマまで――」

 

 思えば…ピンチ(3.11)はチャンスでした。唯一の被爆国として原子力の危険性を説き、核兵器廃絶運動や脱原発運動へ積極的に関わることで、日本は世界のリーダーシップを握ることができたはずです。まさに我が国が「積極的」に「平和」に係わることが可能でした。世界も、それを期待していたでしょう。
 しかし、事態はそうなりませんでした。政府は、原発をベースロード電源と規定して原発再稼働を進め、さらにインド・ベトナム・トルコなど諸外国への原発輸出も計画する一方で、国連における核兵器禁止条約の締結交渉への参加を拒否して、核兵器廃絶運動を進めている諸国に失望を与えています。
  なぜ、政府は原発再稼働を進め、核兵器禁止条約交渉に参加しないのか?
 多くのブレーンや諮問会議を抱える首相や政府の行うことですので、我々の知らない事情があるのでしょう。我が国特有の政治風土・社会風土もあるのかもしれません。
 以上のような問題意識をもち、東大全共闘議長として安田講堂に立て篭もった伝説上の指揮官、現在は物理学から科学史の道へ進まれて数多くのご業績がある山本先生に、ご講演をお願いしました。近代日本の科学技術の歩みと問題点や「原発ファシズム」の動向、さらに東大時代の想い出まで、ご自由に語っていただこうと思います(主催者)
 東大の安田講堂に立てこもった伝説上の指揮官、現在は科学史家として数々の出版賞を受賞されている山本先生に、近代日本の科学技術の歩みから、東大時代の想い出から安保闘争、さらには昨今の安保法制や原発再稼働まで、ご自由に語っていただきます。(主催者)

 

《山本義隆先生のプロフィール》

 (1)略歴

1941(昭和16)年、大阪府に生まれる。1964年に東京大学理学部物理学科卒業、東京大学大学院博士課程中退。元東大全共闘代表。現在は、科学史家・駿台予備学校物理科講師。

 (2)主要著書

『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房・2003年)でパピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞を受賞。その他の著書としては、『知性の叛乱』(前衛社)、『古典力学の形成』(日本評論社)、『一六世紀文化革命』全2巻・『福島の原発事故をめぐって』『世界の見方の転換』全3巻(みすず書房)、『熱学思想の史的展開』全3巻(ちくま学芸文庫)、『解析力学』全2巻(朝倉書店)、『幾何光学の正準理論』(数学書房)、『原子・原子核・原子力』(岩波書店)など。

 

 

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「春の市民大学講座」

 

■公開講座(春)   申込不要・無料

3月5日(日) 10:30~12:30講義 →盛況のうちに修了しました。

 池知正昭先生(駿台予備学校講師・元明治学院大学講師)

  「日本の近現代史を学ぼう(続)――主に戦後編――」

 

 特定秘密保護法や安保諸法制などが制定された今、テロ等準備罪法案が国会にて審議され、「緊急事態条項」を含む憲法改訂も予定されています。武器輸出や原発輸出も進められて、大学を巻き込んだ軍事技術研究も本格化しようとしています。まわりを見回すと、「一億総中流」と言われた時代は遙か彼方に過ぎ去り、「格差社会」が現実のものとなってきました。そして世界に目を転ずると、米国のトランプ政権は言うまでもなく、欧州における右派ポピュリズムの台頭は著しく、各地でテロ行為も続き情勢は不確実性を増しています。
 ところで、貧困などの社会に起因する「構造的暴力」が取り除かれた状態を「積極的平和」と呼んだのは、ノルウェーの著名な国際政治学者ヨハン・ガルトゥングでした。その言葉を換骨奪胎して用いる首相は、われわれを何処に連れて行き日本をどのような国にしようとしているのでしょうか? それらを考える上では、我々が歩んできた道を歴史の中に位置づけて正確に理解していくことが不可欠です。「幕末~真珠湾」を扱った昨年の池知先生のご講義は大好評でした。今年は、皆様のご希望に応えて「戦後編」をお願いしました。(主催者)

《池知先生のプロフィール》

1958(昭 和33)年生まれ、東京都出身。青山学院大学文学部を経て同大学院文学研究科日本史専攻に進み、博士後期課程単位取得満期退学。専攻は日本の古代史・古代 仏教史・美術史。長年にわたり明治学院大学講師を務める一方で、駿台予備学校日本史科講師として主に東大・京大・一橋大受験生の指導に当たる。 

 

 

 

■スプリングセミナー  申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに修了しました。

3月5日(日) 13:30~16:40講義および開講式&閉講式

 加藤智見先生(東京工芸大学名誉教授)

  「世界の宗教と親鸞、そして日本の将来へ」

 

ルターと親鸞」「イスラム教と親鸞」「世界の三大宗教を比較する」に続く比較宗教学の4回目です。テロ行為を巡り欧米社会とイスラム世界との軋轢が強まり、宗教や文化を異にする多くの難民たちがEU諸国に殺到する中で、東アジアの片隅に暮らす我々も世界の諸宗教に無関心ではいられません。キリスト教やイスラム教の教えと仏教や親鸞聖人との共通点や相違点について、(比較)宗教学がご専門の加藤先生がお話くださいます(主催者)。

 

《加藤智見先生のプロフィール》

(1)略歴 

1943(昭和18)年、愛知県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。東京大学および早稲田大学講師、東京工芸大学教授などを経て、現在は東京工芸大学名誉教授・同朋大学講師、光専寺(浄土真宗大谷派)住職。専門は宗教学、仏教学。

 

(2)主要著書

 『親鸞とルター』(早稲田大学出版部)、『ココロの旅からタマシイの旅へ――宗教の理解』・『宗教のススメ――やさしい宗教学入門』・『蓮如入門』・『誰でもわかる浄土三部経』・『世界の宗教と信仰』・『親鸞の浄土を生きる』・『本当の宗教とは何か――宗教を正しく信じる方法――』(大法輪閣)、『いかにして〈信〉を得るか――内村鑑三と清沢満之――』・『蓮如とルター』・『仏像の美と聖なるもの』・『浄土三部経のこころ』(法蔵館)、『他力信仰の本質――親鸞・蓮如・満之』(国書刊行会)、『世界の宗教が面白いほどわかる本』(中経出版)、『見つめ直す日本人の宗教心』(原書房)、『図説あらすじでわかる!親鸞の教え』・『図説あらすじでわかる!歎異抄』・『図説浄土真宗の教えがわかる! 親鸞と教行信証』(青春出版社)ほか。

 

 

 

 

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2016年の 稲田禅房「市民大学」講座(第21回)の日程とテーマです。

ご参考までに掲載したままにしておきます。

 

■公開講座(春)   申込不要・無料 →盛況のうちに終了しました。

3月6日(日) 10:30~12:30講義

 池知正昭先生(駿台予備学校講師・元明治学院大学講師)

  「日本の近現代史を学ぼう――外交・戦争・経済――」

 

  特定秘密法や集団的自衛権を認めた諸法案が制定され、緊急事態条項の創設を含む憲法改定が俎上に上っている2014~16年は、日本社会の大きな転換点なのか、それとも従来の路線の延長線上にあるのか? また、その道は戦前の日本が辿った戦争への道なのか、それとも新しい国際政治状況に対応するための必要な改革なのか?
 それらを考える上で、明治維新以降の日本が何故あのような悲惨な戦争に突入していき、また絶望的な敗戦から如何にして立ち直っていったのかについて、正しい知識を持っていることが必要不可欠です。
 これらの問題意識の上にたち、ご研究経験もある歴史教育のベテラン池知先生にご講義をお願いしました(主催者)。

    

《池知先生のプロフィール》

1958(昭 和33)年生まれ、東京都出身。青山学院大学文学部を経て同大学院文学研究科日本史専攻に進み、博士後期課程単位取得満期退学。専攻は日本の古代史・古代 仏教史・美術史。長年にわたり明治学院大学講師を務める一方で、駿台予備学校日本史科講師として東大・京大・一橋大クラスを担当する。                                  

 

 

■公開講座(夏)   申込不要・無料 →盛況のうちに終了しました。

7月17日(日) 13:30~15:30講義

 斎藤和夫先生(埼玉大学・武蔵野美術大学・駿台予備学校ほか講師

  「憲法学講義――憲法の歴史・解釈そして展望へ――」

 

 歴史上なぜ憲法が成立し、どのように発展してきたのか? そのような憲法における「法の精神」とは、いったい何なのか? また世界各国の憲法と比較した上で、日本国憲法の特色と問題点はどこにあるのか? そもそも日本国憲法が成立した経緯は? 
 これらを踏まえた上で初めて、問題となっている日本国憲法改定の是非、「どこを改定しどこを改定するべきではないのか」を、冷静に判断することが可能になります。さらに言えば、激動する東アジアの国際情勢の中で日本国憲法が担ってきた役割を検証することは、我が国が向かう将来を選び取ることにも繋がります。
 以上のような問題意識をもち、憲法学がご専門で法学教育や政治経済のご教育経験が豊富な斎藤先生にご講義をお願いしました(主催者)

    

《斎藤先生のプロフィール》

■略歴
1952年、千葉県市原市に生まれる。早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士前期課程修了、明治大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。埼玉大学をはじめ、東京薬科大学・武蔵野美術大学・明星大学にて法学・憲法担当講師を務める。市原市立公民館公開講座「くらしの中の憲法」も担当。ほかに駿台予備学校講師(政治・経済)。市原市在住。
■著書および活動
『現代憲法』(共著、八千代出版)。「憲法の改正と保障」(吉田善明編著『法学・憲法』所収)、「アメリカにおけるプライヴァシーの権利」(憲法理論研究会ニュース88年4月号所収)。現在は地元神社で保管されてきた「山本五十六の書を刻む木製プロペラの謎」を追求中。

 

 

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■スプリングセミナー  申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに終了しました。

3月6日(日) 13:30~16:40講義および開講式&閉講式

 加藤智見先生(東京工芸大学名誉教授)

  「世界の三大宗教を比較する」

 

ルターと親鸞」および「イスラム教と親鸞」に続く比較宗教学の3回目です。テロ行為を巡り欧米社会とイスラム世界との軋轢が強まり、宗教や文化を異にする多くの難民たちがEU諸国に殺到する中で、東アジアの片隅に暮らす我々も世界の諸宗教に無関心ではいられません。キリスト教やイスラム教の教えと仏教や親鸞聖人との共通点や相違点について、(比較)宗教学がご専門の加藤先生がお話くださいます(主催者)。

 

■サマーセミナー 申込要・有料(下記参照)→盛況のうちに終了しました。

7月16日(土)  12:50開講式、1300~16:00講義(予定)

   今井雅晴先生(筑波大学名誉教授) 

    「親鸞の伝記の研究 (1)――誕生と出家――」

7月17日(日) 09:00~12:30講義&対談、12:30閉講式(予定)

   佐藤弘夫先生(東北大学大学院教授)

  「死者はどこへ行くのか――変容する日本の葬儀と死生観――」

 

 

■セミナーのご講師紹介

【加藤智見先生】

(1)略歴 

1943(昭和18)年、愛知県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。東京大学および早稲田大学講師、東京工芸大学教授などを経て、現在は東京工芸大学名誉教授・同朋大学講師、光専寺(浄土真宗大谷派)住職。専門は宗教学、仏教学。

 

(2)主要著書

 『親鸞とルター』(早稲田大学出版部)、『ココロの旅からタマシイの旅へ――宗教の理解』・『宗教のススメ――やさしい宗教学入門』・『蓮如入門』・『誰でもわかる浄土三部経』・『世界の宗教と信仰』・『親鸞の浄土を生きる』・『本当の宗教とは何か――宗教を正しく信じる方法――』(大法輪閣)、『いかにして〈信〉を得るか――内村鑑三と清沢満之――』・『蓮如とルター』・『仏像の美と聖なるもの』・『浄土三部経のこころ』(法蔵館)、『他力信仰の本質――親鸞・蓮如・満之』(国書刊行会)、『世界の宗教が面白いほどわかる本』(中経出版)、『見つめ直す日本人の宗教心』(原書房)、『図説あらすじでわかる!親鸞の教え』・『図説あらすじでわかる!歎異抄』・『図説浄土真宗の教えがわかる! 親鸞と教行信証』(青春出版社)ほか。

 

【今井雅晴先生】

(1)略歴 

1942(昭和17)年、東京都に生まれる。東京教育大学大学院博士課程修了。文学博士。茨城大学教授、プリンストン大学・コロンビア大学客員教授、筑波大学教授などを経て現在は筑波大学名誉教授、真宗文化センター所長。専門は日本中世史、仏教史。

 

(2)主要著書

『親鸞と東国門徒』・『親鸞と浄土真宗』・『親鸞と東国』(吉川弘文館)、『親鸞と本願寺一族』(雄山閣出版)、『わが心の歎異抄』(東本願寺出版部)、『親鸞の伝承と史実』・『親鸞の家族と門弟』・『恵信尼――親鸞とともに歩いた六十年――』(法蔵館)、『茨城と親鸞』(茨城新聞社)、『親鸞をめぐる人々』・『下野と親鸞』・『親鸞とその家族』・『親鸞と恵信尼』・『親鸞と如信』・『親鸞と東国の人々』『恵信尼さまってどんな方?』・『二十九歳の親鸞聖人』・『親鸞聖人と稲田草庵』・『関白九条兼実をめぐる女性たち』・『親鸞をめぐる人びと』(自照社出版)ほか。

 

【佐藤弘夫先生】

(1)略歴 

1953(昭和28)年、宮城県に生まれる。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。盛岡大学文学部助教授、東北大学文学部助教授を経て、現在は東北大学大学院文学研究科教授。専門は日本思想史。

 

(2)主要著書

『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫)、『ヒトガミ信仰の系譜』・『死者のゆくえ』(岩田書院) 、『日本列島の死生観』(韓国語、図書出版ムン)、『日本中世の国家と仏教』・『霊場の思想』(吉川弘文館)、『立正安国論 全訳注』(講談社学術文庫)、『神国日本』(ちくま新書)、『偽書の精神史』・『起請文の精神史』(講談社選書メチエ)、『概説日本思想史』・『日蓮』(ミネルヴァ書房)、『アマテラスの変貌』・『神・仏・王権の中世』(法藏館)ほか。 

 

ご連載とスプリングセミナーをご担当くださっていました加藤智見先生は、膵臓ガンのため8月30日にご逝去なさいました。慎んでお悔やみ申し上げるとともに、長年のご執筆・ご講義を心より御礼申しあげます。また、今井雅晴先生のご連載は、ご多忙のため第28回(7月1日)をもって修了とさせていただきました。長期のご連載ありがとうございました。皆さまのご愛読に心より感謝いたしております(9月17日)。

 

 

近頃「笑っちゃう」ことが多い。首相ともなればジョークのセンスも一流である。

  (1)

唯一の被爆国でありながら核兵器禁止条約への参加を拒否した国が、近くの国の核実験を非難できるのか? 「制裁・圧力を!」と冗談を繰り返すにも首相の顔が真剣である点が、役者として素晴らしい。

  (2)

政治空白を危惧して緊急事態条項を憲法に盛り込もうとしている政党の党首が、近くの国のミサイルが上空通過を繰り返している状況下で、衆議院を解散して政治空白を自ら招こうとしている。政治空白への危惧はどうした? 近ごろ物忘れが激しい当HP管理人と同じである点が、同年代の者として嬉しい。

そもそも、制裁・圧力の強化は強い反発を招くだけだということは、歴史を見ても明白であろう。

  (a)

蘭印の資源確保をめざした南部仏印進駐(1941.7.28)に対して石油の全面禁輸が行われると(註1)、日本政府はABCD包囲陣と喧伝して国内の引き締めを図り、海軍は真珠湾攻撃の準備を始めたのではなかったか?

  (b)

ヒトラーに裏切られた」ことを挙げ(管理人註:英仏両国の「宥和政策」を指す)(註2)核武装など対抗手段の強化に賛成する投書が新聞に掲載されていたが(朝日9月17日)、余りにも過酷なドイツに対するヴェルサイユ条約(1919.6.28)こそがヒトラーの台頭を許したのではなかったか?(註3) 果てしない核軍拡の果てに何か起こるか、想像してみてほしい。幸いに戦争に至らなくても、さらなる国庫の窮乏を招くのみである。

「制裁・圧力」を口にしながらも、水面下では外交交渉が続いていることを信じたい。……日独伊防共協定強化交渉の最中に独ソ不可侵条約が結ばれた時
(1939.8.23)のように(註4)、はたまた日本の頭越しに米中両国が接近しニクソン訪中の予定が発表された時(1971.7.15)のように、ハシゴを外されることがあれば日本外交の一大失策である。

 

でも、独ソ不可侵条約成立の際に平沼騏一郎首相が欧州の天地は複雑怪奇と発表して内閣総辞職(1939.8.28)した前例を踏襲すれば、「解散」の可能性もあるだろう。首相がそこまで見通しているなら、流石である。(9月19日)

 

《追伸1》

解散が決まったようであるが、さて「大東亜の天地は複雑怪奇」となるか?(9月23日)

《追伸2》

選挙へ向けて複雑怪奇な合従連衡が永田町で始まったことには驚いた。憲法と議会を無視する一強支配体制を倒すにはどうしたらよいのか…理念に殉ずることなく小異を捨てて大同に付くなど、有権者には一層の戦略的投票が求められよう。(9月30日)

 

註1:重慶で抗日戦争を続ける蔣 介石への物資援助…以下(歴史 の解説部分)は左端「これまで のつぶやき」部分に掲載してあ ります。註2~4同様です。

 

 
 

書籍の販売コーナー宿坊にございます。左端のおしらせ→書籍販売コーナー新設のご案内とお進みください(写真がご覧になれます)。また、当山のパンフレットオリジナル絵葉書その他の記念品があります。宿坊の売店にてお求めください。パンフレットと絵葉書は、ご本堂内にもございます。